飽食病態改善のための「嗅覚」刺激を介した飢餓対応型代謝の活用と脂質利用の拡大

Project Details

Outline of Research at the Start

一世紀以上前にロシアの生理学者パブロフが提唱した「条件反射」の概念が示す通り、空腹時の食事に関する知覚情報は脳を介して消化・吸収機能を摂食前に高める。しかし、嗅覚と代謝が連係するかは不明であった。そこで本研究ではマウスを用いて、空腹時の食餌の匂いが脂質代謝や糖代謝に及ぼす影響とその調節に関わる中枢・末梢機構を解析する。さらに嗅覚-代謝連係が糖尿病などの代謝異常の防止に寄与するか検証する。本研究により、肥満病態に有効な嗅覚標的型代謝改善法を確立し、糖尿病治療の新規治療への道を拓く。
StatusActive
Effective start/end date2022/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥17,290,000.00

Keywords

  • 嗅覚
  • 脂質代謝
  • 糖尿病
  • 視床下部
  • 糖代謝