ジアリールエテン架橋ペプチドによる生体動的機能の光制御

  • 藤本, 和久 (研究代表者)
  • 井上, 将彦 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

平成22年度において、光異性化能を持たないクロスリンク剤で架橋したヘリカルペプチドとDNAとの相互作用を定量的に評価した。解析の結果、架橋ヘリカルペプチドはsub-nMレベルの強い結合能とオリジナルのタンパクに匹敵する高い基質特異性を有することがわかった。この結果は、非常に高いレベルでDNAとタンパクの相互作用を光照射によって制御できることを示唆している。また、既に合成法を確立しているジアリールエテンを骨格とする非天然アミノ酸のオリゴマー化(4 mer)に成功した。現在、鎖長の長いオリゴマーを合成し、その光物性を調べている。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012010/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,600,000

キーワード

  • 生体分子
  • ペプチド
  • 二次構造
  • α-ヘリックス
  • 光制御
  • 生体分子間相互作用