iPS細胞とハイスループット測定によるヒト脳シナプス可塑性の直接解析

Project Details

Outline of Research at the Start

シナプス可塑性は学習・記憶の生物学的基盤である。近年,ヒトと動物ではシナプス機能が大きく異なる可能性が示されるようになってきた。本研究では、培養ヒトiPS細胞由来ニューロンに形成させたシナプス標本を用いることで、世界に先駆けてヒト中枢シナプス可塑性の基本特性を調べ、また実験動物モデル・シナプス標本において可塑性への関与が示唆されている分子について、ヒト中枢シナプス可塑性における真の役割を明らかにする。本研究は人間特有の学習・記憶のメカニズムの解明に繋がり、シナプス機能異常を伴う発達障害・精神疾患の創薬・治療法開発および人間に近い学習機能を持つ人工知能の開発を大きく前進させることが期待される。
StatusFinished
Effective start/end date2022/04/012025/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,160,000.00

Keywords

  • シナプス
  • 可塑性
  • ニューロン
  • ヒト
  • iPS細胞
  • シナプス・オーガナイザー
  • シナプス可塑性
  • 学習
  • 記憶