ヘム結合依存的二量化蛋白質PGRM1の阻害アッセイ系の開発と天然阻害剤の探索

  • WIN, NWET (Principal Investigator)

Project Details

Outline of Research at the Start

PGRMC1は,がん細胞内のヘムと結合することで単量体から二量体へと重合化し,次いで,がんの増殖に関わる上皮成長因子の受容体(EGFR)と会合することで,がん増殖シグナルを活性化する膜結合性ヘムタンパク質である。興味深いことに,PGRMC1は,単量体ではEGFRやシトクロムP450と相互作用はしない。よって,PGRMC1とヘムの結合を阻害する化合物の探索は膵臓がん等の難治性がんに対する新たながん治療薬の開発に繋がることが大いに期待される。そこで,本研究では,ミャンマー産植物やミャンマー産海綿等からPGRMC1とヘムとの結合を阻害する化合物の探索に取り組む。
StatusFinished
Effective start/end date2020/04/012022/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,290,000.00

Keywords

  • 生物活性化合物
  • ミャンマー