カルボニルイリドの付加環化反応を機軸とするインドールアルカロイドの不斉全合成

  • NAMBU, Hisanori (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

(1) 分子内の適当な位置にインドールを組み込んだα-ジアゾ-β-ケトエステル由来のカルボニルイリドの分子内不斉1,3-双極付加環化反応を検討した結果,ロジウム(II)錯体Rh2(S-TCPTTL)4を用いると目的の多環式インドール化合物のエンド体のみが最高90%の不斉収率で得られることを見出した。(2) Rh2(S-TCPTTL)4存在下,トリクロロエチルエステルを組み込んだα-ジアゾ-β-ケトエステル由来のカルボニルイリドとN-メチルインドールとの逆電子要請型分子間不斉付加環化反応が良好な収率およびエキソ選択性で進行し,目的の付加環化生成物が97%の不斉収率で得られることを見出した
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,030,000

キーワード

  • インドールアルカロイド
  • 不斉合成
  • 付加環化反応
  • カルボニルイリド
  • インドール
  • ロジウム(II)錯体
  • 触媒反応
  • タンデム反応