Project Details
Outline of Research at the Start
本研究では、加齢による卵子の質の低下が不妊の原因となることに着目し、その仕組みの解明と改善方法の開発に取り組みます。しかし、これまで卵子の質を簡便に定量する方法がありませんでした。そこで本研究では、特殊な光(ラマン分光法)を使って卵子に傷をつけずに加齢の進み具合を数値化し、実際の出生率との関係を調べることで、高精度な加齢度測定法を確立します。また、加齢により変化する分子や細胞内の働きを明らかにし、それらを回復・補うことで卵子を“若返らせる”技術の確立を目指します。これらの成果によって、将来的に、安全で効果的な不妊治療法の実現につながることが期待されます。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,850,000.00
Keywords
- 卵子
- 老化
- オルガネラ
- ラマン分光法
- マウス