抄録
視覚障害のある人に対する医療情報の提供は,情報格差の縮小に関する課題の一つである.歯科診療に関する情報の多くは文書で患者に提供されており,視覚障害のある人が通常の説明文書を読解するのは困難である.さらに昨年,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が成立し,今後,同法にある「合理的な配慮」の具体化を求められることが予想される.したがって,視覚障害のある人への歯科医療における情報保障体制の構築は急務である.今回,歯科診療情報を点字と触図によって簡便に提供できるシステムを構築し,実運用を開始したので報告する.
寄稿の翻訳タイトル | Effort in Dental Hospital to Realize “Reasonable Accommodation” for Person with the Visual Impairment |
---|---|
本文言語 | 日本 |
ページ(範囲) | 151-156 |
ページ数 | 6 |
ジャーナル | 医療情報学 |
巻 | 35 |
号 | 4 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2015 |
外部発表 | はい |