種苗法最前線―バイオ特許からブランド品種保護まで

研究成果: 書籍/レポート書籍

抄録

『種苗法最前線―バイオ特許からブランド品種保護まで』神山智美(こうやまさとみ)
                          富山大学 教授 博士(法学)

 石川県の「ルビーロマン」の商標権問題が話題になったばかりである。「シャインマスカット」というブランド品種保護が十分でないことから失われた利益も大きい。一方、生物多様性条約(COP15)に関して、遺伝資源のデジタル配列情報(DSI)の使用と利益の配分にも一定の合意がなされた。品種開発を担うバイオ技術の進展の速さに、ルールメーキングも追随する必要がある。本書は、国内における種子法の廃止、種苗法改正のみならず、日本の植物新品種保護のあり方を、特許および品種登録の国際比較と知的財産権保護の歴史を踏まえ、検討しているものである。
本文言語日本
Place of Publication東京
出版社文眞堂
ページ数460
ISBN(印刷版)978-4-8309-5212-8
出版ステータス出版済み - 2023/03

キーワード

  • 種苗法
  • 種苗法改正
  • UPOV条約
  • 植物新品種保護
  • 種子法
  • 種子法廃止

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