研究ノート・「森林の「温室効果ガス吸収機能」を考える―京都議定書3条4項「森林経営」の進捗状況と問題点」

研究成果: ジャーナルへの寄稿学術論文査読

抄録

京都議定書の数値目標達成のために3条4項の「森林経営」が注目された経緯を踏まえ、その進捗状況と現行の問題点を「労働力・担い手問題」「財政問題」「森林資源の偏りの是正と保続経営確立」及び「国内森林における基盤整備・資本整備」に分けて指摘し、今後の課題を検討した。日本の森林の7割は私有林であり、私有林所有者に所有森林の管理を促すインセンティブを付与し、森林の健全さを取り戻すという森林整備こそが求められる。
本文言語日本
ページ(範囲)131-139
ジャーナル人間と環境
35(3)
出版ステータス出版済み - 2009/11

キーワード

  • 温室効果ガス
  • 京都議定書
  • 森林経営

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