アニマルウエルフェアと畜産業に関する一考察―生卵と食肉製品の今後を考える

研究成果: ジャーナルへの寄稿学術論文査読

抄録

AW(アニマルウエルフェア)の国際的な潮流に乗れていない日本の現状に鑑み、これに沿った法整備をすべきかもしれないが、それ以前に解決すべき課題があることを提示した論考である。ともすれば安易にグローバル・スタンダードに追随することをよしとする風潮があるが、本稿は、採卵鶏の飼育方法の現状分析に基づき、AWを採用する法制の検討の前に検討すべき課題があることを浮き彫りにしている。

大上段にAWを採用した法制導入を論ずるのではなく、現実を踏まえ、まずは冷静な科学的分析が必要である点に着目し、地に足のついた検討課題を提示した論考として評価されたものである。
本文言語日本
ページ(範囲)25-42
ジャーナル企業法学研究
11(1)
出版ステータス出版済み - 2023/03/01

キーワード

  • アニマルウェルフェア
  • AW
  • 鶏卵
  • グローバル・スタンダード
  • オーガニック卵
  • ケージフリー
  • ケージフリー卵

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