TRPチャネルによる大腸イオン分泌異常機構の電気生理学的解明

  • 清水貴浩 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

ワサビなどの香辛料は、東洋医学では健胃薬として用いられていることから、大腸機能への関与が示唆されてきている。本研究において、ワサビの辛味主成分であるアリルイソチオシアネート(AITC)がラットおよびマウス大腸粘膜からのCl-分泌を引き起こすメカニズムにTRPA1チャネルが関与するのかについて検討した。その結果、AITCはPGE2遊離を介してクリプト細胞のCl-分泌を誘導するが、このAITCの作用にはTRPA1チャネルは寄与していない可能性が考えられた。本研究により大腸粘膜におけるAITCの新規作用機構が明らかとなった
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 大腸
  • 下痢
  • Cl-分泌
  • イオンチャネル
  • Transient receptor potential(TRP)
  • Cl分泌
  • ワサビ
  • Cl^-分泌
  • クロライドイオン