遺伝子導入による油糧種子のビタミンE合成能力の増強

  • YAMADA, Kyoji (研究代表者)
  • 若杉, 達也 (研究分担者)
  • 高岩, 文雄 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

3.ゴマ種子特異的高発現遺伝子の5'上流領域あるいはダイズのG1グリシニン遺伝子のプロモーター領域の直下にそれぞれゴマγ-THT cDNAクローンを連結し、次に、それらのキメラ遺伝子をMATベクターに挿入し、アグロバクテリア感染を介して野生ゴマに導入した。感染後の再生植物体における導入γ-TMTの存在はPCRによって確認した。ダイズG1グリシニン::γ-TMTによる形質転換体では、生育が極めて悪く、種子の発芽能はほとんど失われていた。かろうじて得られた種子では、ビタミンEレベルは増大していなかった。一方、ゴマ2Sアルブミン::γ-TMTもしくはゴマオレオシン::γ-TMTの形質転換体は、現在、育成中である。また、ゴマのΔ9デサチュラーゼ::γ-TMTの場合は、アグロバクテリウム感染によるゴールが生じた段階である。
ステータス終了
有効開始/終了日2002/01/012004/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥14,500,000

キーワード

  • α-トコフェロール
  • ビタミンE
  • γ-トコフェロールメチル基転移酵素(γ-TMT)
  • γ-TMT遺伝子
  • 種子特異的プロモーター
  • ゴマ
  • 形質転換体
  • 代謝工学
  • γ-トコフェロールメチル基転移酵素
  • 形質転換
  • γ-tocopherol
  • vitamin E
  • γ-tocopherol methyltransferase (γ-TMT)
  • γ-TMT gene
  • seed-specific promoter
  • sesame
  • transgenic plant
  • metabolic engineering