認知療法における「ソクラテス式質問」の作用機序の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

認知療法では,セラピストがクライエントの能動的な内省を促す「ソクラテス式質問」を行うことが効果的であると経験的に知られている。しかし,この経験則がどのような作用機序に裏付けられているのか明らかではない。治療効果の安定性を確保し,個々の事例への応用可能性を広げるためには,作用機序の解明が必須である。そこで本研究では,クライエントの腑に落ちる理解や認知行動的変数,クライエントとセラピストのコミュニケーションの質や関係性に着目して,ソクラテス式質問の作用機序を明らかにすることを目的とする。
ステータス終了
有効開始/終了日2022/04/012025/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,900,000

キーワード

  • 認知療法
  • ソクラテス式質問
  • 腑に落ちる理解
  • 認知行動療法
  • 心理療法の作用機序