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視交叉上核の概日時計における日長認識のメカニズム解析
Yoshikawa, Tomoko
(研究代表者)
国際機構交流部門
概要
研究成果
(7)
プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
哺乳類の概日時計は視交叉上核に存在し、日暮れと夜明けのそれぞれを認識する2つ振動体を持つ。この2つを使って日長の変化を識別すると考えられるが、そのメカニズムは不明である。視交叉上核における時計遺伝子の発現リズムには、隣り合う細胞が段階的にピークを迎える位相波が存在する。位相波の進行速度は日長と相関することから、日長認識に位相波が重要な役割を果たすと考えられる。本研究では、まず発現遺伝子の網羅解析やコネクトーム解析を通して位相波形成メカニズムを明らかにし、その結果をもとに、動物が日長を認識するメカニズムを解明する。その成果は、その発症に日長が関与する気分障害などの予防・治療法の開発につながる。
研究成果の概要
概日時計は、生物が自然環境の変化を予測し、生体環境を整えるために非常に重要な生理機能である。夜行性の動物は、夕方から活動を開始し、朝には活動を終了する。この開始と終了は別の概日振動体が制御すると考えられているが、そのメカニズムには、未だ不明な点が多い。本研究では、朝と夕を認識する概日振動体が、どのような仕組みで昼の長さを認識し、活動期の長さを保つのか明らかにするために、時計遺伝子に変異を持つマウスを用い、活動リズムや時計遺伝子発現リズムなどを解析した。
研究成果の学術的意義や社会的意義
概日リズムの乱れは、心身の健康に影響を及ぼすことから、大きな社会問題となっている。特に、本来暗いはずの夜間に光にさらされることで、睡眠の質の低下や就寝・起床時刻の後退が引き起こされ、社会生活に支障をきたすことも広く知られるところである。しかし、現代社会において、真っ暗な夜を過ごすように人々に求めることは難しい。すなわち、うまく光と付き合うことが必要である。本研究では、動物モデル用い、光、概日時計、そして活動リズムの間の未解明部分に迫り、現在社会の問題解決に資する知見の獲得を目指した。
ステータス
終了
有効開始/終了日
2019/04/01
→
2023/03/31
資金調達
Japan Society for the Promotion of Science:
¥4,420,000
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キーワード
概日時計
視交叉上核
振動体
位相
日長
活動期
Clock変異マウス
位相波
発光レポーター
時計遺伝子
プロジェクトにアクセス
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K06774/
研究成果
年別の研究成果
2020
2020
2021
2022
2023
2023
7
学術論文
年別の研究成果
年別の研究成果
Action potential firing rhythms in the suprachiasmatic nucleus of the diurnal grass rat,
Arvicanthis niloticus
Morioka, E.
, Miyamoto, T., Tamogami, S., Koketsu, T., Kim, J.,
Yoshikawa, T.
, Mochizuki, T. &
Ikeda, M.
,
2023/01/01
,
In:
Neuroscience Letters.
792
, 136954.
研究成果
:
ジャーナルへの寄稿
›
学術論文
›
査読
Open Access
Suprachiasmatic nucleus
100%
Suprachiasmatic nucleus Neurons
100%
Action Potential Firing
100%
Arvicanthis Niloticus
100%
Diurnal Grass Rats
100%
Circadian expression and specific localization of synaptotagmin17 in the suprachiasmatic nucleus, the master circadian oscillator in mammals
Fujioka, A., Nagano, M., Ikegami, K., Masumoto, K. H.,
Yoshikawa, T.
, Koinuma, S., Nakahama, K. I. & Shigeyoshi, Y.,
2023/01/01
,
In:
Brain Research.
1798
, 148129.
研究成果
:
ジャーナルへの寄稿
›
学術論文
›
査読
Open Access
Circadian Oscillator
100%
Suprachiasmatic nucleus
100%
Circadian Expression
100%
Suprachiasmatic Nucleus
100%
Circadian Rhythm
50%
3
被引用数 (Scopus)
Mitochondrial LETM1 drives ionic and molecular clock rhythms in circadian pacemaker neurons
Morioka, E.
, Kasuga, Y., Kanda, Y., Moritama, S., Koizumi, H.,
Yoshikawa, T.
, Miura, N., Ikeda, M., Higashida, H., Holmes, T. C. &
Ikeda, M.
,
2022/05/10
,
In:
Cell Reports.
39
,
6
, 110787.
研究成果
:
ジャーナルへの寄稿
›
学術論文
›
査読
Open Access
Circadian Pacemaker
100%
Molecular Clock
100%
LETM1
100%
Pacemaker Neurons
100%
Rhythm
100%
8
被引用数 (Scopus)