脊椎椎間板疾患感受性遺伝子に立脚した病態解明および治療法の確立

  • 関, 庄二 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

CILP Tgマウスおよびノーマルマウスの椎間板の構造を組織学的に確認すると、サフラニン-O染色にて髄核組織の染色性が有意にTg マウス群で低下していた。さらにMRIでは、Tg マウスの腰椎MRIT2強調画像において、腰椎椎間板の輝度はノーマルマウスと比べて低下していたことから、明らかな椎間板変性の進行が認められた。CILP Tgマウスの頚椎に不安定性を導入することで、頚椎椎間板変性、ヘルニアモデルを作成した。このモデルで変性誘導後の頚椎椎間板の組織学的評価を行った結果、Tg マウスで椎間板変性が進行し、また同時にTGF-βシグナルも抑制されていることが分かった。これらのことから、CILPが椎間板変性を促進している可能性が考えられた
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,770,000

キーワード

  • CILP
  • 腰椎椎間板
  • トランスジェニックマウス
  • 腰椎椎間板変性
  • 椎間板変性モデル
  • MRI