脊椎動物における尿素を利用する浸透圧調節の普遍性と多様性

  • 内山 実 (研究代表者)
  • 今野, 紀文 (研究分担者)
  • 兵藤, 晋 (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究概要

脊椎動物の体液恒常性(体液量と体液の濃度の維持)は、動的な生理現象である。水陸両棲魚ヨダレカケと汽水棲カニクイガエルは、それぞれ特異的な環境に適応している。水電解質ホルモン濃度を含む体液成分変動、尿素合成酵素と尿素輸送体遺伝子発現について、環境変化による変化を解析した。陸上および海水環境への曝露後、両種の浸透圧調節には尿素代謝が重要であること、さらに尿素合成、窒素排出の関連遺伝子群を解析した。カニクイガエル幼生の海水適応も、尿素による浸透圧調節が示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 比較内分泌
  • 浸透圧調節
  • 環境適応
  • 尿素合成
  • 尿素輸送体
  • アンモニア輸送体
  • 尿酸輸送体
  • 脊椎動物
  • 体液尿素濃度
  • 細胞膜輸送体タンパク
  • 水電解質代謝ホルモン