真正粘菌変形体にみられる遷移ダイナミクスに対する数理モデルの作成とその数理解析

  • 上田, 肇一 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

真正粘菌変形体は単細胞生物であり、脳のような高次情報処理機構が存在しないが、環境の変化に応じて適切に行動を変化させることができる。このような環境適応的振る舞いを可能にする化学反応ネットワークの数理機構を明らかにするために、生物実験および数理モデルの作成によって現象の解明を試みた。本研究によって、(1)忌避物質を与えた際の移動方向変更の仕組み(2)原形質ゲルの収縮弛緩運動の情報処理における役割に関する数理解析を行った
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,120,000

キーワード

  • 反応拡散系
  • 真正粘菌変形体
  • 数理モデル
  • 環境適応性
  • 細胞運動
  • 遷移ダイナミクス
  • 情報処理
  • 環境適応