生体適合性の発現機構に関する階層的解析

  • 北野, 博巳 (研究代表者)
  • 中路, 正 (連携研究者)
  • 源明, 誠 (連携研究者)
  • 野口, 秀典 (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

当該研究課題では、高分子材料-水界面の水分子の動態評価により、生体適合性の発現機序を解明できるのではないかという考えの基、高分子表面の水分子の挙動について階層的に調査するとともに、そこでの知見を踏まえ、生体に優しい材料の創製に関する研究を進めてきた。その結果、抗血栓性材料に含まれる水の低温再結晶化が、収着した水分子の拡散機構に支配されていること、また、「材料の生体適合性」と「材料-水界面の水の構造を乱さないこと」には強い相関があることを立証した。それらの知見を踏まえ、高分子被覆による「生体物質のパターニング材料の創製」「骨再生材料の高機能化」「生体適合性ゲル材料の創製」に関する成果を挙げた。
ステータス終了
有効開始/終了日2014/04/012017/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥16,900,000

キーワード

  • 水分子の配向
  • 電荷中和
  • 高分子イオンコンプレックス
  • 双性イオン型高分子
  • 両性高分子
  • 和周波発生法
  • 蛍光相関分光法
  • 和周波発生報
  • 高分子コンプレックス
  • 天然高分子
  • 高分子-水界面
  • 生体適合性高分子
  • 生体物質挙動
  • 振動分光法
  • 生体適合性
  • 水の構造
  • 高分子表面