現代ロシアの右翼思想とその発生源としてのソ連期非公式文化について

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究で主に扱うのはYu・マムレーエフ、T・ゴリチェヴァ、A・ドゥーギンという3名のロシアの保守思想家である。彼らは西欧中心の歴史観に疑問符を投げかけるポストモダン的世界観の伸張を奇貨として、ソ連崩壊により痛手を受けたロシアという国家のアイデンティティの再構築を目指した。プーチンがロシア連邦大統領に正式に就任した2000年以降の反リベラル・反欧米的風潮に理論的基盤を与えるこれらの人物たちの思想の読解を通じて、現代ロシアの保守思想の基礎を成す世界観を明らかにすることを目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,600,000

キーワード

  • ロシア
  • ソ連
  • 文学
  • 哲学