無転位半導体結晶の育成に関する応力解析

  • 岩城, 敏博 (研究代表者)
  • Kobayashi, Nobuyuki (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

前述の数値計算をもとに、fcc結晶の分解せん断応力分布を求めた。さらに、Penningの考えを導入して、転位配列パターンを推定し、収集した【III】-V族化合物半導体ウエハの転位分布と比較した。次の知見を得た。(1)推定した転位配列パターンと、実物の転位分布はよい一致を示した。(2)低転位あるいは無転位単結晶を育成するには、育成中の熱応力、育成後の残留応力を低減する必要がある。このためには、できる限り低ビオ数になるように、炉内の温度環境を改善することが有効である。(3)具体的には、液体封止剤の層を厚くすること、アフター加熱をすることが考えられる。
ステータス終了
有効開始/終了日1985/01/011986/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,700,000

キーワード

  • 結晶成長
  • 半導体
  • 転位
  • 引上法
  • 熱応力
  • 残留応力
  • 熱弾性論
  • Crystal Growth
  • Semiconductor
  • Dislocation
  • Czochralski Technique
  • Thermal Stress
  • Residual Stress