浸透圧ストレス転写因子の発現制御と機能から魚類の広塩性獲得の分子基盤を探る

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究のゴールは、メダカ(広塩性魚)とゼブラフィッシュ(狭塩性魚)のOstf1という転写因子の発現調節と機能の差異から、両者の生理的特性の違いを示すことである。その目的のため以下の2つの研究に取り組む。(1) メダカへの高浸透圧刺激に応答してOstf1発現を誘導する転写調節領域を同定して発現制御機構を明らかにするとともに、(2) 狭塩性魚のゼブラフィッシュにメダカのOstf1遺伝子を過剰発現させる機能獲得実験を行い、真骨魚の淡水から海水への再適応という進化の一端を実験的に検証する。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 浸透圧ストレス転写因子
  • 広塩性
  • 浸透圧調節
  • メダカ