次世代質量分析と網羅的遺伝子発現解析による消化器癌の新規バイオマーカーの研究

  • 嶋田, 裕 (研究代表者)
  • 塚田, 一博 (研究分担者)
  • 奥村, 知之 (研究分担者)
  • 有馬, 美和子 (研究分担者)
  • 安部, 哲也 (研究分担者)
  • 門馬, 久美子 (研究分担者)
  • 辻本, 豪三 (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究概要

次世代質量分析器では期待した網羅的蛋白質解析は不向きであり、解析を血中miRNA解析に絞り込んだ。個体差による判定困難性を排除するために、担癌状態と非担癌状態において生体状態に最も差が無いと考えられる食道癌EMR症例を対象とした。現在まで3施設での43例の登録が終了し、31症例についてEMR前後の解析が終了しており、バイオマーカー候補として治療前後で有意差のある11miRNAを見いだした。今後、進行食道癌における治療前検体30検体での解析を行い、早期癌症例と進行癌症例との対比から、バイオマーカーとしての有用性を評価する予定である。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/04/012014/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,720,000

キーワード

  • バイオマーカー
  • 食道癌
  • miRNA
  • 早期発見
  • 質量分析
  • 次世代質量顕微鏡