新規RNAポリメラーゼII結合因子による遺伝情報発現の協調的制御機構の解明

  • 広瀬, 豊 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

RNAポリメラーゼII(Pol II)は、DNA遺伝情報をRNAに転写する酵素である。Pol IIのC-末端領域(CTD)は転写中にリン酸化され、遺伝子発現調節に重要な役割を果たしている。近年私は、リン酸化CTDに特異的に結合する新規ヒト因子PCIF1を同定した。本研究では、PCIF1の遺伝子発現調節における機能を解析した。その結果PCIF1は、転写初期段階のPol IIに遺伝子プロモーター近傍で結合し、Pol IIのリン酸化状態を制御していることが示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2008/01/012010/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 遺伝子発現調節
  • 転写
  • RNAポリメラーゼII
  • リン酸化
  • WWドメイン
  • 遺伝子発現
  • RNAプロセシン
  • PCIF1
  • Pin1
  • RNAプロセシング
  • 遺伝情報発現調節