新規BDNF前駆体の発現および機能解析

  • Fukuchi, Mamoru (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

脳・神経系の機能発現に重要な脳由来神経栄養因子BDNF mRNA合成機構を解析した結果、神経活動依存的なCa2+-CaMKシグナルによりBDNF mRNAの1つであるexon I-IX間スプライシングの効率の亢進が認められた。さらに、BDNFの翻訳開始点は、exon IX内に存在するが、exon Iの3'末端にも存在し、通常よりもN末端が8アミノ酸長いprepro-BDNFが合成されることを明らかにした。本研究は、BDNF発現に関して新たな知見をもたらすことが期待された。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,290,000

キーワード

  • BDNF
  • スプライシング
  • 神経活動
  • BDNF前駆体