新規T細胞受容体単離システムを応用した慢性肝炎治療用ペプチドワクチンの開発

プロジェクトの詳細

説明

本研究では我々が独自に開発したT細胞受容体(TCR)遺伝子クローニングシステムを用い、C型肝炎ウイルス(HCV)特異的TCR遺伝子の網羅的なクローニングを行い、エピトープに対するそれぞれのTCRの親和性を解析する。HCVの構成タンパク質について計90個の抗原候補ペプチドを予測した後、慢性肝炎患者でHLA-A24陽性患者10人の末梢血リンパ球を上記ペプチドカクテルで刺激し、活性化するCD8+T細胞を検出した。その結果、4人の患者から活性化したCD8+T細胞が検出された。今後はこれら活性化したCD8+T細胞からTCRのクローニングを行い、クローニングしたTCRの親和性比較を行う。
ステータス終了
有効開始/終了日2012/04/012014/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。