変異酵素の立体構造を化学的に操作できるシャペロン化合物の合理的設計と機能解析

  • Kato, Atsushi (研究代表者)
  • 石井, 達 (研究分担者)
  • 中込, 泉 (研究分担者)
  • 名取, 良浩 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究ではポンペ病の原因酵素である酸性α-グルコシダーゼに特異的かつ強力に結合し安定性を高める実用的なシャペロン化合物を設計する。標的酵素の認識を担う新たな構造因子を特定し、独自の分子ライブラリーからこの新たな結合様式に適した候補化合物を選択する。また、構造活性相関データのフィードバック学習でスクリーニング予測精度を飛躍的に向上させ、実験と分子シミュレーションの融合でシーズ化合物の創出を加速させる。さらに、設計したシャペロン化合物の汎用性と有効性を検証する。この新しい化合物設計戦略により、経口投与が可能で、効果が高く副作用の少ない新しい治療薬開発への技術革新を推進して社会に貢献する。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/04/012027/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • リソソーム病
  • グリコシダーゼ
  • イミノ糖
  • シャペロン
  • フォールディング