古代東アジア青銅鋳物の研究:ミューオン非破壊分析と鋳造凝固解析で解明する超絶技巧

  • Nagae, Takekazu (研究代表者)
  • 三船, 温尚 (研究分担者)
  • 廣川, 守 (研究分担者)
  • 佐藤, 朗 (研究分担者)
  • 南, 健太郎 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究は、中国や日本の古代の鋳造技術を解明することを目的とし、鋳造シミュレーションによる湯流れ、凝固解析から、現存する出土青銅器資料に残された鋳造欠陥等の痕跡との比較対照によって鋳造方案を明らかにしていくものである。そのため、青銅器資料の3Dスキャニングによる形状デジタルデータの取得を行っていくとともに、シミュレーションのための地金の成分分析を非破壊分析法により実施していく。その成分分析の方法として、研磨された鋳物表面から取得される金属組織画像により定量値を見積もる方法や、負ミューオンを用いた成分分析法を検討し、酸化層に覆われた出土青銅器の正確な定量値を得ることで鋳造解析の精度を向上させる。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2021/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥17,160,000

キーワード

  • 文化財科学
  • 金属材料
  • 非破壊分析
  • 鋳造シミュレーション
  • 古代青銅鋳物
  • 鋳造方案
  • リバースエンジニアリング
  • ミューオン非破壊分析