原始IL-5産生細胞による免疫と炎症の制御に関する研究

  • 高津 聖志 (研究代表者)
  • 長井 良憲 (研究分担者)
  • Ikutani, Masashi (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

本研究では、IL-5/Venusノックインマウスを用い、肺と腸管における原始IL-5産生細胞の機能を解析した。原始IL-5産生細胞はIL-25やIL-33等により活性化し、多量のIL-5やIL-13を産生した。肺の原始IL-5産生細胞は気管支周囲に局在していた。また、肺の原始IL-5産生細胞はIL-33やアレルゲンに応答して同部位に好酸球を集積させることで、気管支喘息の病態に関与することが示唆された。一方、腸管の原始IL-5産生細胞は、腸管の恒常性維持に重要なIgAの産生に貢献する可能性を見出した。また、大腸の原始IL-5産生細胞がT細胞非依存的なIgA産生を制御することが示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2012/04/012015/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,330,000

キーワード

  • サイトカイン
  • 自然免疫
  • 粘膜免疫
  • 免疫監視・腫瘍免疫
  • 好酸球