単独で重油,工業油,食用油を分解できる新規細菌のキャラクタリゼーションと利用

  • 田中, 大祐 (研究代表者)
  • 中村, 省吾 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

富山湾の漁港海水から,油分解菌Ud-4を新規に単離し,Acinetobacter属と同定した。本菌は,重油,工業油,食用油を効率よく分解でき,重油中のn-アルカンと食用油中の油脂を分解するために,それぞれの分解酵素遺伝子であるalkMとlipAを持っていた。鉱物油と食用油を効率よく分解できる細菌に関する研究報告は初めてであり,本菌は様々な油汚染環境の修復に利用できる有用な微生物であることが示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2007/01/012009/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,290,000

キーワード

  • 環境修復技術
  • 新規微生物
  • 油分解菌
  • 食用油
  • 工業油
  • 重油
  • バイオレメディェーション
  • Acinetobacter
  • 富山湾
  • バイオレメディエーション