プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
薬効や副作用は抗がん剤の標的や代謝に関する分子の変異型との関係が強いといわれる。しかし、がん細胞では多くの遺伝子変異が生じ、実際、新しい変異が次々と報告され、薬効は不明で、治療の為の判断材料が皆無となる。これまでの分子シミュレーションを用いたEGFR変異型のドッキング解析結果から、既報の臨床研究では遺伝子検査がピンポイントでの変異確認にとどまり、更なる他の変異を見逃している可能性や薬効に関わる別の要素(例えば変異型EGFRの発現量)の存在の可能性、が示唆された。そこで薬効判定の複雑性を克服すべく、分子シミュレーション解析結果をAIで判定する新しい枠組みの薬効予測を実現する解析系を確立する。
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,810,000
キーワード
- 分子シミュレーション