低酸素適応応答機構における和漢薬の標的分子と病態変化の解析

  • 後藤, 博三 (研究代表者)
  • 引網, 宏彰 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

近年、生体の低酸素状態とそれに応答する低酸素誘導因子(HIF)の活性化が注目され、末期腎不全においても重要な影響を及ぼしていることが報告されている。本研究では、八味地黄丸の腎不全ラットへの影響をHIFの関与に着目して検討した。その結果、八味地黄丸は尿蛋白を減少し、腎皮質中のHIF蛋白量を増加した。さらに、低酸素下で尿細管上皮培養細胞を用いて活性成分を検索したところ、シンナムアルデヒドとペオノールにHIF蛋白量の増加作用が認められた。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 東洋医学
  • 低酸素誘導因子
  • 八味地黄丸
  • 桂枝茯苓丸
  • 血管内皮成長因子
  • アジュバント関節炎ラット