プロジェクトの詳細
研究概要
放線菌Streptomyces sp.由来のスフィドロフラン誘導体、(1R, 2R)-1-(5'-methylfur-3'-yl) propan-1, 2, 3-triol(MFPT)によるインフルエンザウイルス弱毒化メカニズムの解明を検討し、以下の結果を得た。1) MFPT耐性ウイルは、マウスの病原性を減弱させた。2)耐性ウイルスは、野生株と比較して細胞におけるウイルス増殖量低下を起こした。3)ゲノム解析の結果、耐性ウイルスには、非構造タンパク質NS1に新規の変異が生じていた。4)化学的合成によるMFPTの大量生産の可能性を確認できた。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2009/01/01 → 2011/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000
キーワード
- インフルエンザウイルス
- 弱毒化
- グリセロール誘導体
- NS1タンパク質