両生類の発生過程で起こる窒素代謝変換をトリガーする因子の探索とその作用機構の解明

  • 今野, 紀文 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

アフリカツメガエルの発生過程で起こるアンモニア排泄型から尿素合成・排泄型への窒素代謝変換をトリガーする因子を探索した。その結果、アンモニアから尿素を合成する律速酵素(CPS I)とグルココルチコイド受容体(GR)の発現パターンが類似した。また、幼生個体へのコルチコステロン処理によってCPS1発現レベルが上昇し、GRアンタゴニスト処理によってCPS1発現レベルが低下することを確認した。発生初期段階におけるCPS1の発現にコルチコステロンとその受容体GRが関与している可能性が示唆された。
ステータス終了
有効開始/終了日2011/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 比較内分泌学
  • 尿素合成
  • グルココルチコイド
  • CPS1
  • 両生類
  • カルバモイルリン酸合成酵素(CPS I)
  • コルチコステロン
  • アフリカツメガエル