ヒト乾燥羊膜を用いた再生医療材料の作製に関する研究

  • 岡部, 素典 (研究代表者)
  • 二階堂, 敏雄 (研究分担者)
  • 吉田, 淑子 (研究分担者)
  • 野村, 義宏 (研究分担者)
  • 水田, 尚志 (連携研究者)
  • 林, 京子 (連携研究者)
  • 土岐, 善紀 (連携研究者)
  • Soko, Chika (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

ヒト羊膜は医用材料として使われているが、貯蔵と滅菌に問題がある。我々は遠赤外線、減圧、マイクロ波、γ線滅菌を使用してハイパードライヒト羊膜(HD-AM)を開発した。冷凍乾燥させたAM(FD-AM)とHD-AMの物理学的および組織学的な性質を比較、マウス(in vivo)の系で安全を評価、翼状片におけるHD-AM移植の効果を検討した。水の透過性とふるい係数について、HD-AMはFD-AMより有意に低く、上皮と結合組織の形態学的な構造が保たれた。マウスに移植後(18ヵ月)、HD-AMは腹腔内で吸収された。HD-AMによる翼状片の治療では再発が観察されなかった。
ステータス終了
有効開始/終了日2010/01/012012/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • ヒト組織利用研究
  • ヒト乾燥羊膜
  • 海洋性コラーゲン
  • 滅菌効果
  • 減菌効果