ソ連期非公式文化と現代ロシア右派思想の系譜の考究

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究で主に扱うのはユーリー・マムレーエフ、タチヤナ・ゴリチェヴァ、アレクサンドル・ドゥーギンという3名のロシアの保守思想家である。彼らは西欧中心の歴史観を問い直すポストモダン的世界観の伸張を奇貨として、ソ連崩壊によって痛手を受けたロシアという国家のアイデンティティの再構築を目指した。プーチン登場後のロシアにおける反リベラル・反欧米的風潮に理論的基盤を与えるこれらの人物たちの思想の読解を通じて、現代ロシア社会の実相に迫ることが本研究のねらいとなる。
ステータス終了
有効開始/終了日2023/08/312025/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,860,000

キーワード

  • ロシア
  • ソ連
  • ナショナリズム
  • ドゥーギン
  • ゴリチェヴァ
  • 非公式文化
  • 右派思想