オートファジー誘導による悪性グリオーマ治療抵抗性克服の試み

  • 栗本, 昌紀 (研究代表者)
  • 早川, 由美子 (研究分担者)
  • 遠藤, 俊郎 (研究分担者)
  • 永井, 正一 (研究分担者)
  • 林, 央周 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

悪性グリオーマ細胞は、抗癌剤や放射線に対して抵抗性である。この病態の大きなメカニズムが悪性グリオーマ細胞のアポトーシス抵抗性にある。一方、第二のプログラム細胞死と言われるオートファジーは、悪性グリオーマの細胞死のメカニズムとして重要である。われわれは、薬理学的手法を用いて培養グリオーマ細胞にオートファジーが誘導可能かどうかを検討した。その結果、アポトーシス阻害剤やオートファジー促進剤で悪性グリオーマ細胞にオートファジーの誘導が生じることを明らかにした。この方法は治療抵抗性の悪性グリオーマにおける新たな戦略と考えられた。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,420,000

キーワード

  • 脳腫瘍学
  • 悪性グリオーマ
  • オートファジー
  • アポトーシス