Abstract
本研究は,教育実習に対する国立大学附属教官と教育実習生の意識調査を行い,その実態を明らかにすることを第一義的目的とした。調査は,アンケート調査と面接調査の両方を行った。その結果,附属学校指導教官には,教育実習は生涯にわたる教職開発の導入とする意見が多く,教育実習生への指導・助言を通じて,自己省察をし,専門的成長をする機会と捉えていること,他方,教育実習生にとっては,実践における他者との関わりの中で,教師としての自分を自覚する機会であること,などが明らかとなった。また,教育実習におけるメンクリングについても,イギリスの場合と比較考察したが,わが国の場合は,いくつかの問題のため必ずしも効果的なメンタリングが行われているとは言い難い。
Translated title of the contribution | The surveys on the views of student-teachers and experienced teachers for the practical teaching experience, with discussion on the possibility of mentoring as part of the practical teaching experience |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 21-30 |
Number of pages | 10 |
Journal | 日本教科教育学会誌 |
Volume | 25 |
Issue number | 2 |
DOIs | |
State | Published - 2002/09/30 |