Abstract
本研究の目的は,教師が自らの授業力改善のためにどのような省察(リフレクション)を経てどのように変容していくかを明らかにすることである。コルトハーヘンの「ALACTモデル」を基に,特に「本質的諸相への気づき」を促すための「8つの問い」を中心にリフレクションを進める。生徒の学びの事実から,授業者である「私」と生徒である「相手」双方の①したこと,②考えたこと,③感じていたこと,④望んでいたことを中心にリフレクションを行う。そこからより深い気づきと,実際的な行動の変化に結びつけることができることを目指す。研究対象のそれぞれの授業での生徒の学びの様子からリフレクションを試みる。授業者や生徒への聞き取りを中心にして,リフレクションを経験した教員がどのように変容,自らの授業改善に役立てているのかを検証する。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 143-157 |
Number of pages | 15 |
Journal | 富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama |
Volume | 15 |
Issue number | 2 |
DOIs | |
State | Published - 2021/02/25 |