mRNAキャップ特異的m6Amメチル化酵素PCIF1による遺伝子発現制御機構の解明

Project Details

Outline of Research at the Start

メッセンジャーRNA(mRNA)は、タンパク発現を仲介する遺伝情報分子である。近年、mRNAには多様な化学修飾が存在し、発生・分化、ストレス応答や生体防御などの生命現象に重要であることが報告され、新たな創薬標的として期待されている。脊椎動物のmRNAの5’末端アデノシンは、N6位とリボース2'-Oの両方がメチル化されたジメチルアデノシン(m6Am)修飾を受けるが、その機能は解明されていない。本研究では、我々が新たに同定したm6Am 修飾酵素PCIF1の標的遺伝子と相互作用因子を手がかりに、PCIF1とm6Amの機能および自然免疫応答における役割の解明を目指す。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012028/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000.00

Keywords

  • mRNA生合成
  • 転写制御
  • RNA修飾
  • mRNAプロセシング
  • I型インターフェロン