D-ドーパクロムトートメラーゼを標的としたメラノーマ免疫治療法の開発

  • 吉久, 陽子 (Principal Investigator)
  • Shimizu, Tadamichi (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))

Project Details

Outline of Research at the Start

メラノーマは進行期では免疫抑制性細胞を介した免疫逃避機構が成立するため予後不良である.マクロファージ遊走阻止因子(MIF)はメラノーマの腫瘍増殖を促進する.MIFの同族体の D-ドーパクロムトートメラーゼ(D-DT)も樹状細胞やマクロファージに高発現し,腫瘍の進展や転移に関与するCD74を受容体とすることからCD74との相互作用によるメラノーマの腫瘍微小環境や転移への関与が推察されるが,詳細は不明である.本研究ではD-DT過剰発現マウスのメラノーマモデルを用いて腫瘍増殖能に対するD-DTの作用を検討し,腫瘍微小環境改善による効果的な原発部位の免疫療法の確立を目指す.
StatusFinished
Effective start/end date2020/04/012022/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,290,000.00

Keywords

  • D-DT
  • MIF
  • メラノーマ
  • 腫瘍微小環境
  • 免疫応答
  • CD74