Project Details
Outline of Research at the Start
膵液瘻は膵切除後の合併症として頻度が高く、通常感染巣を伴う。この感染制御に難渋し時に致命的となる。16SrRNA遺伝子領域のPCRによる起炎菌の同定と、ATP活性測定による感受性の測定からなる複合的な検査のシステムにより病態が不安定な高侵襲な消化器術後の超早期に、リアルタイムに抗菌治療戦略を立てることが可能となった。本研究では、高侵襲消化器手術である膵頭十二指腸切除術を受ける患者に対し、本法による起炎菌の同定および薬剤感受性の測定とそれに基づく積極的な抗菌治療戦略の有用性を検証する。本研究成果は、感染リスクの高い高侵襲手術における周術期管理の安全性を高め、多剤耐性菌の抑制にも貢献する。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2023/04/01 → 2026/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00
Keywords
- 膵頭十二指腸切除
- Tmマッピング法
- PCR
- 膵切除