Project Details
Outline of Research at the Start
北極域では近年、急激な温暖化が進行しており、北半球の陸上季節積雪域の面積は1980年代以降全季節で減少傾向にある。季節積雪域は、陸域水循環の大動脈である北極河川への重要な淡水供給源で、河川網を通して流域内の熱流量分布や下流の北極海環境に大きな影響を及ぼしていると考えられるが、地上の河川観測網は縮小傾向にありその実態はよくわかっていない。本研究は、GCOM-Cが備える高分解能熱赤外域バンドの観測データを北極海流入主要6河川の監視に活用し、流域内の河川水温および河道幅の時空間分布の長期基盤データセットを構築する。淡水供給源毎の流入割合や流域内排水プロセスに関する新たな知見が得られると期待される。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2024/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00
Keywords
- 地球温暖化
- 北極河川
- 衛星リモートセンシング
- 水温
- 流量