動物の昼行性・夜行性選択は、塩素イオン輸送体(KCC2)により決定されるのか

Project Details

Outline of Research at the Start

哺乳動物の概日リズムを調節する体内時計が、視床下部視交叉上核に存在することや、その自律振動を形成する仕組みとして、時計遺伝子が存在することは広く認められている。一方で、動物の昼夜行性の決定機構についてはなお不明である。そこで本研究では昼行性ナイルグラスラットを用いて、視床下部のGABA応答についてバイオイメージング法で網羅的な解析を行い、昼行性のスイッチ回路となり得る部位を推定した上で、その部位のトランスポーターの発現や働きをレーザーマイクロダイセクション法やパッチクランプ法で解析する。さらにin vivoでトランスポーターの働きを阻害した場合に、昼行性行動が変容するのかについて明らかにする。
StatusActive
Effective start/end date2024/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000.00

Keywords

  • 体内時計
  • 塩素イオントランスポーター
  • 昼行性行動
  • ガンマアミノ酪酸
  • ナイルグラスラット