Project Details
Outline of Research at the Start
体内時計ニューロン特異的にミトコンドリアK+/H+交換輸送体(LETM1)をノックダウンしたショウジョウバエでは体内時計の温度補償性が阻害され、高温条件下で行動リズムが長周期化する。LETM1はミトコンドリアH+輸送を介してATP産生を調節することから、この阻害には細胞内H+調節やATP供給-需要バランスの乱れが関与する可能性を考えた。本研究では、異なる温度条件下において、様々なH+輸送体ノックダウン系統の行動リズムの周期長を解析すると共に、Letm1ノックダウンがATP産生量およびミトコンドリア形態に及ぼす影響を調べることにより、体内時計の温度補償性におけるLETM1の役割を明らかにする。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2024/04/01 → 2027/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,640,000.00
Keywords
- 温度補償性
- 概日時計
- ミトコンドリア
- 陽イオン輸送体
- ショウジョウバエ