Project Details
Outline of Research at the Start
仏像造形の研究は、写真や肉眼観察による古い様式論の編年法に長くとどまる。科学的・客観的に立体比率を数値化・図化した検証に至らず、今も論点が曖昧だ。多くの金銅仏は軟らかいロウ(蝋)で原型を造り青銅で鋳造し、石仏は硬い石を彫る。仏像の「素材・技法と造形の相関研究」は未だ前例が無い。立体造形研究は3Dポリゴンデータの時代に移り、3D計測技術は飛躍し、複雑な凹凸を短時間で正確に超微細にデジタル化できる。中国の仏像で重要な4~6世紀の金銅仏・石仏について、ポリゴンデータの断面図から解析する「プロポーション・面角度・曲率」を新資料として、素材が異なる同時代の金銅仏と石仏の造形の同異を解明する。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2022/04/01 → 2026/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,030,000.00
Keywords
- 3Dポリゴンデータ
- 金銅仏
- 鋳造技法
- 造形表現
- 3Dポリゴンデータ分析
- 石仏
- 金銅仏と石仏