フォールディング開始直後のタンパク質立体構造の解明

  • 水口, 峰之 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

17種類のアミノ酸選択的ラベルと^2H/^<13>C/^<15>Nラベル体の3次元NMRスペクトルを組み合わせることで、中間体のNMRシグナルの帰属に成功した。解析の結果、PCP-0SHの中間体構造において、C末端半分はミリ秒〜マイクロ秒の時間スケールで運動していることが示された。また、^1H-^<15>N異種核NOE測定から、中間体構造のN末端半分はピコ秒〜ナノ秒の時間スケールでの運動性が高く、特にN末端6残基とHis66-Ser74で激しく運動していることがわかった。これらの研究結果は、PCP-0SHの中間体構造はN末端半分とC末端半分で運動性が大きく異なることを示している。
StatusFinished
Effective start/end date2004/01/012005/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,500,000.00

Keywords

  • タンパク質フォールディング
  • フォールディング中間体
  • 中間体構造
  • NMR
  • プロリンスキャン
  • 疎水性コア
  • 運動性
  • 蛋白質
  • フォールディング
  • 変性中間体
  • 安定同位体標識
  • 変性蛋白質
  • 限定分解