ヒトとマウスのシナプス誘導因子の動作原理の違いから紐解くヒトの脳機能進化

  • Yoshida, Tomoyuki (Principal Investigator)
  • 宏謙, 和泉 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))

Project Details

Outline of Research at the Start

ヒト脳機能の特徴は経験や見聞に基づいて柔軟に環境適応できることであり、この性質は神経活動に依存したシナプスの可塑性・再編によって担われると考えられている。シナプス誘導因子PTPRDはマイクロエクソンの神経活動依存的な選択的スプライシング制御を介してシナプスの再編を担っている。本研究ではヒトとマウスの間のPTPRD遺伝子のマイクロエクソンの神経活動依存的スプライシング制御様式の違いを抽出し、この違いを生み出す制御エレメントを同定する。さらに、ヒトPTPRDに特徴的な神経活動依存的スプライシング制御エレメントをマウスゲノムに組込むことで、マウス脳機能のヒト化が起こるか否かを実験的に検証する。
StatusFinished
Effective start/end date2023/06/302025/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,500,000.00

Keywords

  • マイクロエクソン
  • シナプス誘導タンパク質
  • スプライシング
  • シナプスオーガナイザー
  • ヒト脳