抄録
二色配色に対する嗜好性における色彩教育の有無、性差、生活環境の影響について、日本人大学生とマサイ族青年を対象に調査した。日本人大学生の結果については、好きな二色配色の選定に色彩教育の有無や性差が大きく影響しないことを示した。またPCCS表色系の調和カテゴリーにおける類似とその近辺の色相差の配色は好まれるが、対照や補色の二色配色については評価が非常に低く、既追研究でのS二色配色の色彩調和の関係が必ずしも嗜好性と一致するものではないことを示した。なお生活環境の大きく異なるマサイ族については、彼らの重要な概念に結びついている三原色そのものが二色配色の嗜好性に影響しており、日本人と異なる結果を示した。
| 寄稿の翻訳タイトル | 4-4 Effects of Color Education, Gender Difference and Residential Ambient Environment on the Preference for Two-hue coloration |
|---|---|
| 本文言語 | 日本 |
| ページ（範囲） | 195-198 |
| ページ数 | 4 |
| ジャーナル | 日本建築学会北陸支部研究報告集 |
| 号 | 52 |
| 出版ステータス | 出版済み - 2009/07/12 |