抄録
複数の都心を持つ都市(以下、二心都市)においてはどちらの都心にどのような機能を集積させるかが課題であり、これまでの大型開発や交通インフラの整備をきっかけとした機能集積の変化の実態を明らかにしたうえで、二心都市に適した都市の計画やマネジメントの手法を検討していく必要がある。そこで本研究では地方中枢都市を対象として、都心の数を調査したうえで、産業別の事業所数の変化や計画や自治体の誘導策を調査し、都心間の機能分担の変化を明らかにした。その結果、多くの都市で機能が同化しつつあることが分かった。また、都市によって機能分担の方向性に違いがあるものの、自治体が計画策定や大型開発における協議の中で機能を誘導していたことが明らかになった。
寄稿の翻訳タイトル | Study of the division of functions among urban centers and their changes in cities with two urban center |
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本文言語 | 日本 |
ページ(範囲) | 1389-1396 |
ページ数 | 8 |
ジャーナル | 都市計画論文集 |
巻 | 56 |
号 | 3 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2021/10/25 |
外部発表 | はい |