抄録
本稿は,図画工作科において,「造形への関心・意欲・態度」という情意的な領域の評価の観点について,観点別学習評価における位置づけを著者の過去の実践の振り返りと文献研究によって検討したものである。その結果,「造形への関心・意欲・態度」の育成には,題材開発から始まる教師の関わり方が大きく影響を与えることがクローズアップされてきた。当然,単なる思いつきによる安易な題材開発は避けねばならないが,教師自ら題材開発を行うことは,児童のこの観点の育成を図るために有効であり,それは他の3つの観点である「発想・構想の能力」「創造的な技能」「鑑賞の能力」の育成にもつながることを確認することができた。
寄稿の翻訳タイトル | A Study of the Evaluation of "the Interest, Volition and Attitude Toward Art and Craft Lessons": About the Teacher's Commitment from the Development of the Subject |
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本文言語 | 日本 |
ページ(範囲) | 193-205 |
ページ数 | 13 |
ジャーナル | 美術教育学:美術科教育学会誌 |
巻 | 28 |
号 | 0 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2007 |